面白い文章を書けるようになりたい。
読んでいて心地よい、つい最後まで目を通してしまう。
そんな文章を書くことを目標にしてたくさんのライティング技術の本を読みあさってきましたが、ついに決定版とも言える本に出会いました。
それが「読みたいことを、書けばいい。」です。
初耳学で紹介!林先生おすすめの読みたいことを、書けばいい。
林先生の初耳学というテレビ番組で紹介されていたこの本。
書いているのは元電通のコピーライターである田中泰延(たなかひろのぶ)さん。
初耳学で林修先生が絶賛していたので気になっている方も多いと思います。
ネット上でも話題騒然です。
ついつい引き込まれ、最後まで読んでしまう文章テクニックはさすがの一言。
林先生との対談がとても楽しそうだったのが印象的ですね。
読みたいことを、書けばいい。は、ビジネス書ではなく文章術の本でもない。書くための姿勢の本
本書はライターのためのハウツー本でもライティングの指南書でもない紛れもなく文章を書くための姿勢について書かれた一冊。
という気概にあるれている。
さらに「ネットで読まれている文章の9割が随筆」と言い放つ。
ちなみにここでいう随筆の定義を田中泰延さんはこう表現している。
文系のあなたはスッと腑に落ちたでしょうけど、ほとんどの方は
ちょっと小難しいなぁ。
と思いましたでしょう。
ボクなりに翻訳してみました。
噛み砕いていうと
その時に感じたことを書いたことだよ!
ってこと!
本を読んだ時、映画を観た時、あるいは日常生活で触れたあらゆる出来事に感想というか、何かしら感じるでしょう?
という本当にシンプルなこと。
その何かしら感じたことを文章にすることを随筆と表現し、またネット上にある文章の9割だといいます。
割合まで気にしたことはなかったですけど、ボクを含む多くのブログも随筆ですね。
ブログで文章を書いてはいたけど、まさか随筆を書いているとは思っていなかった!
褒められた気分でノリノリになってきました。
会ったこともない人を言葉のチカラでノリノリにさせるなんてさすがプロ。
そもそも田中さんのこの本を読もうとしている時点であなたもおそらくノリノリ体質なんだと思っちゃいます。
読みたいことを、書けばいい。から学ぶんだこと。ターゲット・ペルソナも大切だけど自分が読みたいと思える文章を書くこと
ブログを始めたときにほぼ必ず言われます
どんな人に向かって書くのか想像しながら。
などターゲットやペルソナを設定すると書きやすく、読み手に優しく届きやすいと叩き込まれてきました。
が、本書ではそれを真っ向から否定しちゃうんですよ。
これこそが本書のタイトルでもある『読みたいことを、書けばいい。』の真髄でしょう。
タイトルですべてを語っている。
それ以上でもそれ以下でもない。
でも中身は本当にたくさんの方に読んでいただきたいくらい面白い。と思う。
電通のコピーライターを24年間勤めあげた実績はさすがですし、細かくちりばめられた笑いのツボがハマる人にはたまらないのではないでしょうか。
読みたいことを、書けばいい。を読んだ書評
の答えがズバリ書いてある。
それは本書を読んでぜひ確認してもらいたいと思う。
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