主役のホアキン・フェニックスがアカデミー賞の主演男優賞に輝いた、2019年を代表する話題作ジョーカー。
バットマンを観たことが無くても知っているジョーカーというキャラクターが生まれるまでの物語。
だれもが見終わったあとにジョーカーは私だと思わざるを得ないほど、どこかに自分を重ねる部分があるのではないだろうか。
そこで、
ジョーカーはどこでみれるの?
バットマン見たこと無いけど楽しめるのかな?
こんな疑問に応えます。
この記事で
- ジョーカーが見られる動画配信サービス
- ジョーカーの感想
が分かります。
amazonプライム・ビデオでレンタルが開始されたので早速鑑賞してみた感想をお届けします。
バットマンを観たことが無くてもジョーカーという存在に惹かれた理由・元は普通の人間だったから
子供の頃からバットマンは知っていたけれど、悪い怪物が派手なことをしでかして、変な格好のヒーローがやっつける。
ぐらいの認識で、ヒーロー戦隊ものやアクションに興味がない私は観たいとも思わなかった。
しかし、ジョーカーの予告をテレビで見て恥ずかしながら初めて、バットマンに出てくる怪人は、宇宙人でも悪の組織に改造された人間でもなく、元は普通の人間だったということを知り、深い興味を持った。
シリーズを観たこともない私ですら知っているジョーカーというキャラクターが生まれるまでの物語を是非観たい。
そして遅ればせながらジョーカーを観た。
予告から伝わるのは、心優しき主人公の孤独さや、貧困層の惨めさを描いた悲しい作品だろうと予想していた。
確かにそうなんだけど、思っていた主人公の孤独さとは大きく違っていた気がする。
なんていうか、普通のひとが母親の介護のために結婚もできずに孤独、というのとは違い、自身に精神疾患があり、社会に適応できずに苦悩していること。
普通でありたいと思うのか、同僚のジョークに大袈裟に笑うところはなぜだか心が痛む。
ジョーカーを観た感想をひとことで表現するならば「悲しい」
感じた感想をざっくり一言で表すならば、
悲しい。
幼稚園児でも思い浮かぶ稚拙な表現だが、悲しい、としか言い表せない。
テレビの中の憧れの人にみいだされる妄想をしている場面を、愚かだと笑えるだろうか。
役者や歌手、その他でも大きな夢を抱きながら日々の仕事をこなしている人ならば、誰でも一度は妄想していることだと思う。
そうでなくても、中学生くらいのころ、憧れの芸能人との恋を夢見ていたことがある、と表現した方がピンときてくれるだろうか。
妄想と現実の狭間で生きる。
踏みとどまれるか、そうでないか。
ジョーカーが身近にいたらどう思うか
同じアパートの住人の
「確かアーサーだったわよね」
という言葉は、見終わったあともゾクりとさせられる。
主人公のアーサーに感情移入しながらも、ふと思う。
自分の身近にアーサーみたいな人がいたらどうだろう?
突然笑い出したり、ニヤニヤと近寄られたら。
気持ちがわかる、なんていいながらも、偏見を持っている自分がいる。
間違いなく、なに?この小汚いおっさん。
と思うに違いない。
あなたの近くにもジョーカーがいたらどうかを想像してほしい。
映画ジョーカーが鳴らす警鐘・アスペルガーやカサンドラ症候群への偏見
主人公が後のジョーカーになるまでの過程で最も重要なのは、母親の存在だと思う。
主人公アーサーと母親ペニー・フレックの関係をみながら、私はカサンドラ症候群という言葉を思い浮かべていた。
カサンドラ症候群とは家族がアスペルガー症候群であるために、自身も鬱などの精神疾患をわずらうこと。
もちろん、この親子はそうではないし、アスペルガーやカサンドラ症候群に対する偏見を言いたいのではない。
そうではなくて、アーサー自身は元々精神疾患を持っているのではなく、母親の病気に呑まれていったのではないかと。
これは彼の出生の秘密が明らかになった場面のあと、私が勝手に感じたことだから的はずれもいいとこだろうけど。
ハッピーと呼ばれ、優しい母親だと信じ、健気に面倒をみてきた。
あなたの笑顔はみんなを幸せにできる。
という言葉を信じコメディアンを目指してきたのだと思っていた。
でも、それ自体が彼の壮大な妄想だったのではないだろうか。
コメディアンを目指すのも、ピエロの仕事を愛するもの、虐待の苦しみを無意識に封じ込めたことからなのだろうか、とも思う。
映画ジョーカーの主人公は笑わせているのではなく、笑われている
中盤、冷蔵庫に入るシーンがある。
ネットでもあらゆる意見があるみたいだけど、私はこう考える。
虐待そのものの過去は記憶から消えても、まだ無意識の段階で体が反応しているのか、と。
いたずらをした子供が叱られるのを恐れて押し入れに逃げるように、暴力を振るう大人の大きな手から逃れるために冷蔵庫に避難していたのか。
それとも、ストーブに縛られた体を冷やすためだったのか、それはわからないが。
優しい母も、恋人も全てが妄想だった。
凍りつくほどの孤独を想像するだけで、なんだか、上手く言えない恐ろしさを感じてしまう。
そして、彼は気づいたのではないだろうか。
自分は笑わせているのではなく、笑われている。
ということに。
そして悲劇が繰り返される・・・。
映画ジョーカーの主人公アーサーに惹かれる理由
同僚を殺したあと、テレビ出演のために歩く姿はなぜだか涙がでた。
映画ジョーカーを観て、10年くらい前ににみた「モンスター」という映画を思い出した。
シャーリーズ・セロン主演の実在した殺人鬼を描いた映画。
売春で生計を立てていた主人公が、同性の恋人を養うために客を殺していく。
最後は最愛の彼女にも裏切られるのだが。
モンスターがノンフィクションということもあり、映画モンスターのモデルになったアイリーン・ウォーノスのドキュメンタリーも観た。
そのとき感じたこともやっぱり、「悲しい」という言葉だった。
もちろん、つらい生い立ちを理由に犯罪を犯していいことにはならない。
そんなことは、私ごときが書かなくても、あらゆる場面でテーマになっている。
アーサーをヒーローにしてはならない、なんてことはみんなわかっている。
なのになぜ、こんなにこの映画に、アーサーに惹かれるのだろう。
結構多くの人が感じるのではないだろうか、
アーサーは私だ・・・、と。
それは
悲しい過去か、
周囲の人たちと上手くやれないジレンマか、
はたまた、自分の中に潜んでいる猟奇的な衝動か。
どこかにアーサーと自分を重ねたのではないだろうか。
映画ジョーカーをみたら初代バットマンを観たくなった
私はこの映画ジョーカーを、テロとか政治とかよりも、感情のほうで観てしまう。
終盤、立ち上がったアーサーが自分の口もとの血をなぞったところは鳥肌がたつ。
見終わってからどうしても気になって、直後に初代バットマンのジャック・ニコルソンが演じたジョーカーを観た。
初代バットマンのジョーカーは、エンターテイメントということもあり、悲しみを秘めた過去も感じず、とにかく頭のイカれた女好きの悪人という感じでコメディ要素もあり、分かりやすかった。
アーサーとは違い、ちょっとインテリな印象も受けた。
でもさすが、シャイニングを思い出させるジャック・ニコルソンのあの感じは、なんとも気持ち悪くて面白かった。
映画「ジョーカー」はpandora(パンドラ)・dailymotion(デイリーモーション)・9tsuなどの違法サイトで見られる?
映画「ジョーカー」をpandora(パンドラ)・dailymotion(デイリーモーション)・9tsuなどの違法サイトで見ることができるのかを知りたい方も多いと思いますが、結論から言うとおすすめしません。
なぜかというとデメリットとリスクが大きすぎるからです。
違法サイトでの視聴にどんなリスクがあるのかをみていきましょう。
違法サイトでの動画視聴は著作権法違反になる
pandora・dailymotion・9tsuなどは違法な動画配信サイトになります。
youtubeなども違法な動画のアップロードは規約違反でどんどん消去されていますね。
権利者に無断でアップロードした動画や音楽が存在しますが、これはれっきとした著作権法違反にあたります。
このような著作権法違反の動画や音楽ファイルを、違法性を認識しながらダウンロードする行為も、著作権法違反となります。
便利だからといって違法サイトでの動画視聴は、見る側も法律を犯すリスクがあることを覚えておきましょう。
ウィルス感染の危険性
違法サイトで動画を視聴することは可能かもしれません。
しかし違法動画を視聴することで、あなたのパソコンやスマホがウィルスに感染する危険性があります。
ウィルスに感染すると具体的には、
などの自分の意志とは違った挙動を起こす可能性があります。
スマホのバッテリーが減る危険性
スマホで違法サイトの動画を見ることもできます。
ただし、スマホでもウィルス感染の危険性もあるので注意が必要です。
かつて違法サイトで動画を無料視聴したこともありますが気がついたらスマホのバッテリーの減りがとても早くなってしまったのです。
この経験から違法サイトで動画を無料視聴することはキッパリやめました。
そんなリスクを犯してまで違法サイトで見るよりも安全で安心できるVOD(動画配信サービス)で見る方が精神衛生上にも良いことがわかってしまったのです。
参考
映画ジョーカーが見られる動画配信サービス
2021年1月現在、映画ジョーカーをみることができる動画配信サービス(VOD)を探してみたところU-NEXTとAmazonプライム・ビデオです。
どちらも無料トライアル期間がありますので、サクッと登録して見れるだけ見てしまいましょう。
※2021年1月時点の情報です。詳細はU-NEXTとAmazonプライム・ビデオの公式ホームページにてご確認ください。
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